加速する「半グレ」壊滅作戦、大阪府警の真の狙いとは...。

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大阪府警が、大阪の繁華街を中心に犯罪行為を繰り返す不良集団「半グレ」に対する捜査態勢を強化している。今年は府内にある複数のグループのメンバーを相次いで摘発、その数は延べ約300人を超えた。派手な生活ぶりをSNS(会員制交流サイト)で発信する裏で、仲間を使い犯罪に手を染める半グレ。暴力団のように事務所を設けることがなく、犯罪行為のたびに集まったり、1人が複数のグループに所属したりすることから、組織の実態解明は難しく、府警はさらなる取り締まりと情報収集を図る方針だ。

 ■半グレ幹部を摘発

 11月下旬、大阪地裁では女性を集団で脅迫するなどしたとして強要罪に問われた籠池勇介被告(33)の公判が開かれていた。

 「テポドン」の異名を持つ籠池被告は半グレ「テポドングループ」のリーダー。大阪・ミナミで飲食店を経営するほか、ファッションモデルなども務めており、写真共有アプリ「インスタグラム」のフォロワーは1万5千人を超える。

 この日の公判では、女性が所属し、テポドンと敵対する半グレ「アビスグループ」のリーダー格、菅野深海(しんかい)被告(21)=暴力行為等処罰法違反罪で起訴=を呼び出して謝罪させるために女性を脅迫したことなどが明らかになった。

 菅野被告も未成年のときからガールズバーを運営。月5千万円ほど売り上げるなど影響力を持っていたという。

 ■特殊詐欺にも関与

 テポドングループの上部組織として存在するのが、元格闘家の相良(さがら)正幸被告(35)=強制性交罪で起訴=が率いる「拳月(けんむん)グループ」だ。

 拳月は相良被告のかつてのリングネームで、グループ内にはテポドングループのほかにも複数の組織があるとされる。

 府警はその一つ「モロッコ」を率いるツートップとされる梶諒被告(21)と岡本一樹容疑者(20)も摘発している。

 岡本容疑者は仲間と共謀して高齢者からキャッシュカードを盗み現金を引き出したとして11月に窃盗容疑で逮捕された。カードなどを受け取る「受け子」を募集していたとみられる。

 府警が注視しているのは、半グレの特殊詐欺への関与だ。府警によると、今年1月から11月までに特殊詐欺に関与したとして摘発された半グレメンバーは約30人。昨年同時期から5倍近く増えたという。

 梶被告も仲間と共謀し、大阪府内の貴金属店などに忍び込んで金品を盗むなどしていたほか、SNSで「闇バイト」などと投稿して希望者を募り、応募した少年を脅してこうした窃盗事件に加担させていた。

 ■さらに取り締まり強化

 暴力団に属していないがゆえに、暴力団対策法などが適用されない半グレ。全国の警察当局は、一部のグループについて「集団で常習的に不法行為を行う集団」と規定される「準暴力団」と認定し、動きを警戒している。

 捜査関係者によると、大阪でも複数の半グレグループが準暴力団に認定されている。ただ、メンバーは所属を把握しにくく、半グレとしての認定が難しい面もある。このほかにも半グレの疑いがあるグループは50近くあるとみている。

 そうした中、府警は9月に半グレ対策に特化した会議を初めて開催。刑事部門のみならず、生安部門や交通部門、ミナミ、キタと繁華街を抱える南署、曽根崎署など部門を超えて組織内での情報共有を強化する方針を確認した。

 捜査の先に見据えているのは、半グレの背後にいるとされる暴力団の存在だ。

 昨年、南署がアビスグループを摘発した際には、経営するガールズバーの売り上げの一部が指定暴力団に流れていたことも判明。規制が厳しくなる暴力団の資金源となる活動を半グレが担っている疑いもある。

 府警が今年摘発した半グレのメンバーはこれまでに延べ300人超。昨年から100人以上増加しており、幹部らも相次いで逮捕されている。しかし、ある捜査幹部は「トップが逮捕されても、また新しいグループのトップが出てくるだろう」と警戒を解いていない。府警は、今後も取り締まりを強化する方針だ。

 

 

 

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